はじめまして!
しげとうなおこです。
数あるパン教室の中から辿り着いていただいたご縁に感謝しています。
自己紹介
大阪出身、静岡県裾野市在住。
夫と双子男子の4人家族です。
食べることが大好き♪
いろんなことに興味があって、一つの事が長続きしないタイプです。
パン作りだけが唯一極めたものです!
手捏ねパンとの出会い
実は、専業主婦になるまで全くと言っていいほど台所に立ったことがなかった私。
主人の転勤で引っ越した静岡で友達もおらず、専業主婦の私、時間は有り余るほどある。
そこで、通いだした大手料理教室で手捏ねパンを習い始めました。
おまけで習い始めたパン作りでしたが、パン生地の発酵していく過程の癒しや、「こんな私にもできた!」という達成感を得ることができるパン作りにどっぷりはまり、コースを全て網羅してついに師範まで取ってしまいました。
しかし、教室では上手くできるけど、なぜか家では同じように作れないのです。
泣きそうになるくらい生地がベタベタで手についてうまく捏ねれなかったり、全然膨らまずにカチコチのパンが出来上がったり。
先生に聞いても満足な答えは返ってきませんでした。
1人で作るとなぜか教室と同じようにはできない。
使ってるオーブンが違うし、同じ道具じゃないから、教室と同じようには出来ないのだと思っていました。
製パン理論を学ぶ
始めの教室は6年ほど通い、子供が出来たのを機に辞めました。
その後双子育児に明け暮れ、しばらくはパン作りから遠ざかっていましたが、子供達が1歳になった時、息抜きに別の大手パン教室に通い出しました。
そのお教室では、発酵の合間の座学で製パン理論を教えてくれました。
今までは意識したことがないようなことばかりでした。
素材の役割、工程の意味。
レシピ通りに作っていた今までは、ほとんど意識していないことばかりでした。
その教室で習う製パン理論は、知識として頭では理解できていても、現実は双子育児真っ最中で、家でパンを作る余裕もなく教室で作るだけという状態が2年ほどが過ぎました。
仲間との出会い
子供たちが幼稚園に入り、仲良くなったママ友が偶然にも元パン職人やパティシエなどパンやお菓子を作ることが好きな人たちが集まっていました。
その仲間7人で、月に一度調理実習室を借り、ワイワイ喋りながらパンやお菓子を作って食べるというコミュニティが出来ました。
その頃、仲間の1人と一緒に、幼稚園のママ友を中心にパンを教える「手捏ねパンサークル」を始めました。
これが私のパン講師の第一歩です。
オリジナルレシピ作り
「パンサークル」を始めた当初は、ネットや本からのレシピを参考にパン作りをしていました。
そのうちに「こんなパンが作りたい」「次はこんなパンがいいな」とリクエストをもらうことが増えてきました。
そこで既存のレシピを基に、理想のパンに近づくようにイメージしながら材料を置き換えてオリジナルのレシピを作り始めました。
強力粉だけのレシピだったものを、軽い食感にしたいから一部薄力粉に置き換えたのはいいけど、べっちゃべちゃで手に負えなくなったり、
ココア生地にしたくてココアパウダーを加えたら、膨らまない硬い生地になったり。
感覚だけでパン作りをしていました。
何度か失敗するうちに「製パン理論をもっと勉強しないといけない!」と思い、本やネットで勉強をし始めました。
以前、大手パン教室では教えてもらってたことが、ようやくここで理解できるようになってきたのです。
その頃は座学での勉強だけで、頭で覚えることしかしていませんでした。
残念ながら理論だけではパン作りは上達しません。
逆も然り。感覚に頼ったパン作りは失敗しても原因が分からず、正解まで遠回りになってしまいます。
製パン理論と実践経験(感覚)。
特にレシピ作りには、このどちらもが必要になってきます。
科学的・理論的な理解が深まると、パン作りがただの作業ではなく、目的を持った生地の扱い方ができるようになります。
「パン生地と会話ができるようになる」のです。
自宅パン教室開講
その頃やっていたパンサークルのレッスン料は一人1500円。
みんなでワイワイ作るのは楽しかったのですが、きちんと仕事としての教室にして収入にしたいと思い始め、自宅でのパン教室を始めました。
始めたころはお友達が中心でしたが、ネット集客や口コミで友達以外の生徒さんも増えてきて、軌道に乗り始めたところでやってきた新型コロナウイルス。
対面レッスンは余儀なく中止となり、すでにオンラインでレッスンされているお教室のレッスンを受けまくり、ネット集客の勉強をしてすぐにオンラインレッスンに切り替えました。
そこで知り合ったパン講師さんの多くが、ライセンスを取ればお教室が開けると開講してみたものの、生徒さんからの質問にきちんと説明ができないと悩んでいると知りました。
難しい理論を知らなくてもパンは焼けます。
でも知っていると安定した出来上がりになります。
失敗の原因究明や改善も最短でできるようになります。
そして、教える側、特に自分でレシピを作るにはある程度の製パン理論は必須です。
この理論と感覚。
2つのどちらが欠けていてもダメ。
生地の状態を見極めるには感覚の部分がすごく重要。
触ってみた感覚や見た目の状態。
理論をいくら知っていても、生地の状態を見極められなければ、美味しいパンは焼けません。
安定したパン作りには、理論と感覚を結び付けてパン生地を理解することが大切です。
「思い通りにパン生地をコントロールできるスキル」を身につけて欲しい。
そんな想いを私のレッスンではお届けしています。